ASUS Chromebook CM32 Detachable(CM3206)ファーストインプレッション|CM30から正常進化、ディスプレイとペンが化けた
どうも、星乃珈琲でCM32をいじり倒しているタケイ(@pcefancom)です。
先週からASUSさんに「ASUS Chromebook Detachable CM32(CM3206)」をお借りして使っています。
本格的なレビューはChromebook大全のほうでがっつり書くつもりなんですが、その前に、星乃珈琲や移動中、出先で使い倒してみたら、CM30との差がかなりはっきり出てきたので、ファーストインプレッションとして正直に書いておこうと思いました。
結論を先に言ってしまうと、CM30からの正常進化というレベルじゃなくて、ディスプレイとペンまわりに関しては別物と言っていいくらい化けてます。
価格も前モデルからプラス5,000円程度に抑えられているので、これは普通に「買い」だなあという印象です。

ディスプレイ性能の進化が想像以上だった
まず一番感動したのが、ディスプレイ性能です。ここはものすごく進化したなあと思いました。
CM32 Detachableでは、リフレッシュレートが60Hzから120Hzに倍増。画面サイズも10.1インチから12.1インチに大型化。そして何より大きいのが、解像度がフルHDから2.5K(2160×1440)にアップグレードされたことです。
CPUもMediaTek Kompanio 520(CM30はKompanio 520搭載)からKompanio 540に上がっていて、動作はキビキビしているんですが、正直なところCPUの性能差以上に、画面の明るさ・解像度・リフレッシュレートの高さによる「体感の快適さ」のほうが圧倒的にデカいです。

リフレッシュレートが120Hzだと、Yahoo!ニュースをスクロールしているだけでも画面がヌルヌル動いて、それだけで「ああ、いいパソコンだなあ」って感じます。さらに2.5K解像度のおかげで、YouTubeやニュース、他の方のChromebookレビューを読むときに、文字の輪郭がクリアで本当に読みやすい。文字が細かいのに潰れず綺麗に見えるので、長時間見ていても疲れにくいんですよね。
サイズ感以上に画面が広く感じられるというか、12.1インチが2.5Kで描画されていることの恩恵が想像以上にデカかったです。
ペンの収納方式が劇的に改善された
もう一つ感動したのが、ペンまわりです。ここもかなり進化していました。
CM30では、ペンが本体内蔵式で、四角い形状のペンを本体の側面にカチッとはめ込むタイプでした。これがですね、取り出すときに「思いっきり押し込まないと出てこない」というクセがあって、正直カフェでサッと取り出すのには向いていなかったんですよ。
CM32 DetachableではペンのデザインがApple Pencilに限りなく寄せた円筒形になっていて、収納方式もカバーの背面にマグネットで貼り付けるタイプに変わりました。これが本当に取り出しやすい。カバーをパカッと開ければすぐ書ける状態になるので、実用性という面でペンの機構は段違いに良くなったと思います


そしてタブレットの形状自体は、ディスプレイをほぼ寝かせて使えるのでCM30から引き続き、紙のノート代わりにめちゃくちゃ使いやすいんですよね。

Kompanio 540になったおかげで、ペンの追従性も上がっています。リフレッシュレート120Hzの影響も大きいと思うんですが、ペンの描画が本当にスムーズ。CM30だと早書きをするとペンがついてこないことがあったんですが、CM32ではかなり追従性が改善されました。完全にゼロとは言わないですが、ストレスを感じる場面はだいぶ減ったなあという印象です。

タブレットモードの動作がヌルヌルに
タブレットモードにしたときの動作もかなり改善されています。CM30のKompanio 520だと、アプリのランチャーを開いたときにワンテンポ待たされたり、ランチャー内をスワイプするとカクついたりしていたんですが、この辺のもたつきがCM32ではかなり軽減されました。
カフェに持ち込んで、ブログ更新するときはノートPCモード、合間に電子書籍やYouTubeを見るときはタブレットモードという使い分けがストレスなくできます。これはDetachableタイプの本来の強みなんですが、CM30よりCM32のほうがその強みを素直に活かせる感じです。
キーボードがめちゃめちゃ進化していた
地味に大きいのが、キーボードの進化です。ここは本当に良くなりました。

CM30のキーボードって、正直あんまり評判が良くなかったんですよ。耐久性が微妙で、打鍵感もカチャカチャ音がしがち、しかもグレーに白字なので物理的な文字が見にくいという三重苦でした。
CM32ではキー周辺の接点保護がかなり良くなっていて、グレーに白字なのは変わらないんですが純粋に視認性が上がっています。エンターキーも大きくなりましたし、クイックインサートキー、deleteキーなど最新のChromebookキー配列になっていて、実用面はかなりパワーアップしました。

カフェでブログ更新するマシンとして、これはかなり重要なポイントです。
カフェでの使い勝手も実用的
フットプリント自体はCM30からそんなに変わっていないんですが、星乃珈琲やコメダ珈琲くらいのテーブル幅があれば十分実用的に使えます。狭い机だと厳しいのはDetachableタイプの宿命ですが、CM32はカバーのスタンド機構が改善されていて、奥行きを取らずにしっかり立つようになっているので、マクドナルドの小さめテーブルでもいけるかなという感触です。

唯一残念だったのはUSB-Cが1ポートのままなこと
正直、ここだけは進化してほしかったというのが1点あります。USBの拡張性です。
CM32もUSB-Cポートは1本だけ。CM30から据え置きです。コンセントを繋いで充電しながら何かをUSBで繋ぎたいときには、USBハブが必須になります。タブレット型なので物理的にスペースが取れないのは理解できるんですが、せめて2ポート欲しかったなあというのが本音です。
私はStarTech.comのUSBハブをセットで持ち歩いて回避していますが、ここはCM30からの引き継ぎ課題として残ってしまいました。
総合:6月2日発売、定価74,800円からは「ASUS頑張った」価格
トータルで見て、CM32 DetachableはこれまでタブレットタイプのChromebookを使っていて最新モデルに買い替えたい方や、普段Surfaceを使っていてブラウジング特化の快適なサブ機を安く手に入れたい方に、すごくおすすめできる一台です。
定価ベースで74,800円からとCM30より少し上がっていますが、CPU性能が向上し、ディスプレイは2.5K・120Hz・12.1インチに強化、ペンの取り回しも改善されてキーボードも進化しています。これだけ盛り込んでプラス5,000円程度に収めているのは、ASUSさんかなり頑張ったんじゃないでしょうか。
発売は6月2日。「画面が綺麗なタブレットタイプのデバイスが欲しい」「フル機能のChromeブラウザが動くSurfaceみたいな端末が欲しい」と考えている方には、自信を持っておすすめできる仕上がりです。
すでに予約も始まっているので、気になっている方はぜひチェックしてみてください。私もこれからもう少し使い込んで、Chromebook大全のほうで詳細レビューをしっかり書きたいと思います。

