【Gemini】SkillsがWorkspace/Geminiアプリへ展開、Gemsは段階的に移行へ
Google Workspaceチームより、Geminiにおける指示機能の大幅なアップデートが発表されました。
これまで提供されてきたカスタムチャットボット「Gems」に代わり、再利用可能なカスタム指示機能「Skills」がGeminiアプリおよび主要なWorkspaceアプリへと展開されます。
最大の進化点は、単一のボットと対話する形式だったGemsとは異なり、同一プロンプト内で複数のSkillsを重ねて適用できるようになったこと。指示ファイルにはオープン標準の「SKILL.md」形式が採用されており、Markdownネイティブで記述や管理を行えるのが技術的にも扱いやすいポイントです。
柔軟性が高まる一方で、運用面での注意点も見逃せません。
現時点の仕様において、SkillsはGeminiアプリとWorkspaceアプリの間で自動同期が行われない仕様。両方の環境で同じカスタム指示を扱いたい場合、それぞれのアプリ上で個別に作成する手間が発生します。
当面の間はGeminiアプリ内での作成や利用が継続できるものの、Workspace Studioにおいて新規に「Ask a Gem」ステップを作成することは不可となり、既存のフローのみが動作を維持する形へと改められます。
今後の移行スケジュールも明確に示されました。
Workspace向けは2026年10月5日、Geminiアプリ向けは10月13日よりSkillsの段階展開がスタートし、いずれも11月中旬の完了を目指す見込み。11月17日にはGeminiアプリ内のGemsがSettingsパネル内へと移動します。その後、BusinessおよびEnterprise環境では2027年3月1日以降、Gemsの作成・編集・利用が完全に終了し、設定パネルからも削除される段取り。Ask a Gemフローも停止し、残ったGemsは下書きスキル(draft skills)へと自動移行されます。
教育向けアカウント(ClassroomやGemini LTIを含む)でも2027年6月1日以降に同様の措置が取られるため、業務でGemsを活用している組織は早めのSkills移行準備が求められそうです。
・提供状況:予定(Workspaceは10月5日より、Geminiアプリは10月13日より段階展開)
・展開の種類:Rapid Release および Scheduled Release(WorkspaceはRapidが10月5日〜10月12日目安、Scheduledが10月19日〜11月中旬目安;Geminiアプリは両ドメインとも10月13日〜11月中旬目安)
・日本語・日本向けに対象か:公式記載なし
