【Googlebook】PCMagが1週間検証「いまのGooglebookはAndroidスーパーファン向け」
PCMagがAcer Googlebook 14とDell XPS Googlebookを1週間使い込んだ詳細なレビューを公開しました。
ベンチマークなどの端末情報でOS名が「Android 17」と表示される点に触れ、Googlebook OSはAndroidをデスクトップ向けに大幅リミックスしたシステムだと位置づけています。
UIにはアプリドロワーや上部ステータスバーが備わり、ファイル管理はChromeOSより充実していました。
一方で、Geminiプロンプトで約60秒で作れるMLBポストシーズン成績などのカスタムウィジェットは、ウィンドウの背後に隠れやすくリサイズ幅も限定的だと不満を挙げています。
ハードウェア面ではHP Envy Photo 7855プリンタを自動認識して印刷できたもののスキャンは外部アプリ頼みで、夜間モードのNight LightもDell製端末では最低設定でも黄色みが強すぎるなど、機種ごとの完成度にばらつきが見られました。
Pixel 10 Proとの連携機能(Cross-Device Services)は、同一Wi-FiとBluetooth接続を前提としつつも、初期ペアリングに設定変更や度重なる再起動を強いられたと指摘されています。通知の相互同期や消去連動は機能するものの、スマホアプリを画面共有するCast My Appsではゲーム時に遅延やフレーム落ちが発生しました。
Quick Access経由での写真転送も1枚に30秒以上かかる場面があり、作業引き継ぎのContinue OnでGoogleドキュメントを開くとネイティブアプリではなくブラウザ版が立ち上がる仕様です。
AI機能に関しては、カーソルを振って画面を止めるMagic PointerやF10キーの音声入力Rambler、内容検索のFiles AIを評価しつつも、録音データ保存の同意条件やリアルタイム変換の非対応など荒削りな部分を残しています。
総括としてPCMagは、動作アプリがAndroid向けに制限される環境が用途を狭めていると結論付けました。
Photoshopをはじめとする本格的なクリエイティブ作業では機能差の摩擦が生じます。本体価格が900ドル以上、多くのモデルで1000ドルを超える設定を考慮すると、成熟したmacOSやWindowsのノートPCに対抗するには時期尚早と言わざるを得ません。
将来的に手頃な価格帯の機種が登場すれば評価の軸は変わりそうですが、現段階のGooglebookはAndroidやGoogleの熱狂的なスーパーファン向けデバイスに留まるという見解です。
