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ASUS Expertbookはモビリティと性能を両立した、ビジネス向けの高性能ノートPCとして位置づけられているパソコンシリーズです。
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」はChromebookとしては初めてのExpertbookシリーズとなりました。
特徴はハイエンドな性能で、2024年までの日本で発売されたChromebookで一番の性能となっており、Expertbookの名に恥じない超がつくハイエンドモデルに位置づけられてます。
スペックと特徴は以下の通りです。
仕様 | 詳細 |
---|---|
モデル | ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus |
オペレーティングシステム | ChromeOS |
CPU | Intel® Core™ Ultra 5 115U、最大4.2 GHz、8コア |
GPU | Intel® 統合グラフィックス |
RAM | 16 GB LPDDR5 |
ストレージ | 128 GB PCIe SSD |
ディスプレイ | 14.0インチ WQXGA (2560 x 1600)、500 nits、アンチグレア |
重量 | 約1.4 kg |
カメラ | 8.29 MP HDRnetカメラ(AI ビデオチャット機能付き) |
Wi-Fi | Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.3 |
I/Oポート | Thunderbolt™4 USB-C、USB 3.2 Type-A、HDMI 2.1、オーディオジャック、microSDスロット |
認証 | MIL-STD-810H(ミリタリーグレードの耐久性) |
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」はハイエンドモデルであるため、作りも非常に豪華になっています。
最新のIntel Core Ultra 5 115Uプロセッサーを搭載しています。
12コア構成で最大4.3GHzまで動作周波数を上げることができ、マルチタスクや高負荷な作業にも余裕で対応できます。
また、内蔵されたIntel AI Boost(NPU AIエンジン)により、AI関連のタスクも高速に処理することが可能です。
CPUについては2024年時点の国内Chromebookとしては最高性能となっています。
またメモリも同様で、16GBのLPDDR5X-6400高速メモリを搭載。
複数のアプリケーションやブラウザタブを同時に開いても快適に作業できます。
ストレージには128GB NVMe SSDを採用し、高速なデータアクセスと十分な容量を確保。これにより、大容量のファイルやアプリケーションも快適に扱うことができます。
ディスプレイもほかのモデルはない高品質に仕上がっています。
14インチWQXGA(2560x1600)解像度のディスプレイを採用、鮮明で美しい映像を楽しむことができます。
さらに、120Hzのリフレッシュレートにより、スムーズな画面表示が可能です。
DCI-P3 100%の広色域をカバーし、500ニトの高輝度、そして16:10のアスペクト比により、作業効率を高めることができます。
また、タッチスクリーン対応で、より直感的な操作が可能なのも特徴です。
Thunderbolt 4対応USB-Cポートを2基搭載し、高速なデータ転送と外部ディスプレイ接続に対応しています。
さらに、USB-A、HDMI、microSDカードリーダーなど、多様なポートを備えており、様々な周辺機器との接続が可能です。
また、最新のWi-Fi 6EとBluetooth 5.3に対応し、高速で安定したワイヤレス接続を実現しています。
インターフェースについては、非の打ち所がないといった感じです。
指紋認証センサーを搭載し、素早く安全にログインすることができます。
認証速度も早く実用的なレベルになっています。
2023年以降の日本国内モデルでは唯一の搭載モデルです。
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」の比較対象になるChromebookは「HP EliteDragonfly Chromebook」となります。
どちらもビジネス向けシリーズの名前を冠したハイエンドモデルで、発売当時の最高性能のCPUとメモリを搭載しています。。
スペック比較は以下の通りです。
仕様 | ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus | HP Elite Dragonfly Chromebook |
---|---|---|
OS | ChromeOS | ChromeOS |
プロセッサー | Intel Core Ultra 5 115U | Intel® Core™ i5-1245U |
メモリ | 16GB LPDDR5-6400 | 8GB LPDDR4x-4266 |
ストレージ | 128GB M.2 2280 NVMe PCIe 4.0 | 256GB PCIe® NVMe™ SSD |
ディスプレイ | 14インチ、2560×1600、120Hz、タッチスクリーン | 13.5インチ、1920×1280、タッチスクリーン |
グラフィックス | Intel統合グラフィックス | Intel® Iris® Xᵉ Graphics |
カメラ | 8MP 1080p、プライバシーシャッター付き | 5MP |
ポート | Thunderbolt 4 (USB-C) ×2、USB-A ×2、HDMI ×1 | Thunderbolt™ 4 (USB-C) ×2、USB-A ×1、HDMI ×1 |
重量 | 約1.4kg | 約1.27kg |
バッテリー駆動時間 | 最大12.1時間 | 記載なし(4セル、50Wh) |
その他の特徴 | MIL-STD 810H準拠、指紋センサー | 指紋センサー、Nano Security lock slot |
価格 | 15万4千円~ | 21万円~ |
販路 | 個人、法人 | 法人 |
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」は、より大きな高解像度ディスプレイと多くのメモリを搭載しており、全体的により高性能です。
一方、HP Elite Dragonfly Chromebookは、より軽量でコンパクトなデザインを特徴としています。
※画面のアスペクト比が3:2なのも特徴です。
価格は圧倒的に「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」のほうが格安です。
販路も個人、法人向け両方を販売している「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」のほうが買いやすくはあります。
通常はこちらがオススメといえるでしょう。
実機レビューです。
ASUS様から二週間お借りして利用して感じた感想を、以下の観点で口コミレビューとしてお送りします。
デザインは、Chromebookの中では一番に近いスタイリッシュに仕上がっています。
色合いが白を基調としていて単純なシルバーでパソコン然としておらず、どんな風景にも溶け込めるデザインになっています。
天板にもhromebook Plusのロゴがありラジュグアリー感がありますし、持っているとテンションが上がるデザインと感じました。
パフォーマンスも総じて快適でした。
Core Ultra 5+メモリ16GBの恩恵が大きいです。
実際に、
など基本のブラウジング作業はもちろん、重めの作業も快適に動きました。
Chromebookで出来る作業は限りなく快適に出来るパフォーマンスになっています。
ちなみにOctaneの数値は以下の通り
この数値は、2024年10月時点のChromebookでもトップ3に入るスコアです。
Chromebookとして使う分には、動作のサクサク感で不満を覚えることはほぼないでしょう。
ディスプレイ(グラフィック性能)も素晴らしいです。
高解像度(2560×1600)、高リフレッシュレート(120Hz)、加えてノングレアなのがよかったですね。
ブラウジングをしていてもスクロールがスムーズですし、画面に出せる情報量も多い。
リフレッシュレートも高いのでSteamでゲームをしていても画面表示がなめらかで快適でした。
ゲーミングChromebookとしての利用も可能なのは強みだと思います。
拡張性もノートPCとしては豊富で快適です。
USB-Cポートは左右に2つ、USB-Aもついていますし、HDMI、microSDとイヤホンジャックもあります。
特にありがたいのがUSB-CふたつともThunderbolt4に対応していること。
USBハブからのデータ転送が早くて快適でした。
インターフェース周りで不満を感じることはないと思います。
キーボードとタッチパッドの使い勝手も国内モデルのなかでは素晴らしい方だと思います。
キーボードはグローバルの金型を使っているため、「右上の¥キーが小さい」「Enterキーが小さい」のは残念ですが、極小と言うほどでもなく、同じデザインのキーボードの中ではマシなほうです。
タッチパッドは大きめでスクロールもしやすく、Chromebookのなかでも使いやすいです。
また、指紋認証は早くて便利です。
作業にすぐ取りかかれるのがいいですね。
入力周りも総じて快適でした。
持ち運びのしやすさは、ギリギリ及第点といったところです。
1.4kgあるので軽いとは感じませんでした。
タッチパネル搭載のため、どうしても重めになっています。
実際はどうにか片手で持ち上げられる程度。
全然持ち運べる範囲の重さですが、人によってはずっしりと感じるかもしれません。
バッテリー時間はハイエンドモデルとしては長持ちする方ですね。
実際に使ってみて、最長6時間もちました。
全Chromebookのなかでは短い方ですが、Coreシリーズを搭載しているハイエンドなモデルはおしなべて4時間程度です。
その中で6時間もつのは長めの方です。
※Intel Core Ultra 5のおかげかもしれませんね。
バッテリー性能はポジティブに感じました。
最後にコストパフォーマンスですが、こちらも妥当だと思います。
本体価格だけを考えれば、15万円はたしかに高いです。
個人向けモデルとしてはほかのChromebook Plusより5万円近く高価になっています。
ただ、同じようなスペックのモデル(HP EliteDragonfly Chromebook)は25万円以上します。
スペック基準で考えれば価格は頑張っているなと感じました。
※ちなみにアメリカから直輸入しても14万円くらいになります。
以上、外観・スペックレビュー、リアルに感じた感想でした。
トータルとしてどんな使い方がオススメできるのかも紹介します。
Chromebookは最近、Geminiをツールバーにインストールしたり、クイックインサートキーを実装。
ボタン1つ、ブラウザを開かなくても、自然に生成AIを触れるように機能をアップデートしています。
GoogleドキュメントにGeminiが組み込まれていた!
チャット欄から命令
自分のドキュメントから情報をまとめたり、ネットからの情報をまとめられる
どんどん便利になるGoogleドキュメントとChromebook
Google Workspace Labshttps://t.co/VHwUmdbYsf pic.twitter.com/ZXGiPAE4xs— タケイマコト (@pcefancom) October 8, 2024
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」ならば、これらの機能を余すことなく活用することが出来ます。
端末の性能も申し分ないので、これからパソコンでどんどん生成AIを活用していく、という使い方には思いっきり向いているでしょう。
Chromebookで可能なリッチな作業(画像、映像編集)で活用するのもオススメです。
ブラウザで作業するとはいえ、ローカルのパワーも必要になります。
たとえば、WEB版AdobePhotoshop、Canva、Pixlr、動画ならばFlexClipなどがありますが、「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」なら快適に動作可能です。
実際にPixlrを使って画像編集、FlexClipで動画編集をしてみましたが、補正などをかけたときの適用速度がはやく直感的に操作できました。
ブラウザでの画像、動画編集はお世辞抜きでアリだと思います。
あとはAndroid、Linuxアプリを活用する使い方もオススメです。
CPUとメモリの性能は高いですし、ストレージも128GBあるので、LinuxアプリやAndroidアプリも実用範囲内です。
高性能な分、ポテンシャルが高いので「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」を十二分に利活用するのには、オススメの使い方といえます。
スイカゲームやLinuxのGIMPを試しましたが、快適に動かせました。
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」は、Chromebookの機能を余すことなく活用したい方にあいますが、特に以下のような方に以下のような方にオススメです。
できる限り高性能なChromebookがほしい方にオススメします。
やはり「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」の特徴は、高性能、高精細なディスプレイにあります。
これを活かさないてはありません。
逆に高性能さを求めなければ、半額の7万円でもChromebook Plusは買えてしまいますので、性能に子だアリのある方に向いています。
Chromebookを使っていてメモリ8GBに不足を感じている方にもオススメです。
メモリ16GBあると大分操作の快適さも変わります。
「4GB👉8GB」 へのステップアップだけでも快適さは増しますが、「8GB👉16GB」はさらにその上。
当方も16GBモデルを2台使っていて、次に買うモデルは「できる限りメモリは16GBでないとイヤ」となりました。
タブをたくさん開く方だと、もはやメモリ8GBでは不足を感じている方もいると思います。
そんな方にはとても向いています。
あとはASUSのExpertbookシリーズが好きな方にもオススメです。
ビジネス向けとして人気が強いシリーズですが、このシリーズのDNAはしっかりと受け継がれています。
Chromebookだから何か妥協しているということは一切無し。
ExpertbookのChromebook版としてしっかり使えるのでファンの方には是非使って欲しいなと思います。
最後に購入方法を紹介します。
以下のサイトで購入可能です。
選び方ですが、
実機展示もありますので、実際に触ってみて場合は量販店に行ってみてください。
以上、「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」のレビューでした。
2022年以降に個人向けに発売されたChromebookとしてはダントツのハイエンドモデルです。
コロナが流行って以降、超がつくハイエンドモデルは途絶えていたなか、Expertbookとしてしかも個人向けとして登場してきてくれた本機種の存在意義は本当に大きいです。
価格だけを見ると手を出しづらいのは事実ですが、全てにおいて快適なのには間違いありません。
毎日使うものは価格ではなく快適さを基準と考える方にぜひ検討してください!
「ASUS ExpertBook CX54 Chromebook Plus」ののレビューをあげている方の動画やブログを集めました。
購入の参考にどうぞ。