2023年にChromebookのラインナップに「Chromebook Plus」が加わりました。
Googleが2023年10月に発表した新しいカテゴリーのChromebookです。
従来のChromebookよりもパワフルな仕様を定義、さまざまなAI機能に対応するため定義づけられました。
特徴は、以下の点が挙げられます。
「Chromebook Plus」がこれまでのChromebookとどんな違いがあるのか?を解説します。
まずはスペックの違いから。
それぞれ以下の通りに定義づけられています。
スペック比較 | Chromebook | Chromebook Plus |
---|---|---|
基本性能 |
最大10時間のバッテリー |
|
処理能力 | Intel Celeron、Nシリーズ | Intel Core i3以上 |
ストレージ | 32GB~ | 128GB |
メモリ | 4GB | 8GB |
ビデオ会議 | 720p | 1080p |
写真・動画の編集 | Googleフォト |
Googleフォト |
使用可能なアプリ |
Google WorkSpace |
Google WorkSpace |
データのオフライン利用 | Googleドライブのデータをダウンロード |
ファイル同期機能 |
大きな違いは、CPUとメモリ、ストレージとウェブカメラの性能です。
Chromebook Plusでは、最低限、以下のスペックを持っていると理解しておけば良いでしょう。
価格は様々で日本では7万円台、アメリカでは299ドルからとなっています。
具体的なメリットを紹介していきます。
Plusモデルの一番の違いは、CPU、メモリ、ストレージです。
最低限以下のスペックが保証されています。
認定を受けているモデルは、CPUはIntelでいえばCore i3以上で、ハイエンドといわれるクラスに限定、メモリも最低8GBで、ストレージもSSDで128GBと大容量になっています。
WEBアプリを快適に使う、タブをたくさん開く、Googleドライブのデータを同期するなどの重めの作業を快適にこなせるスペックとして定義されています。
ディスプレイもフルHD以上と定められています。
ノーマルのモデルにはHD解像度(1366×768)のものもありますが、Plusは必ずフルHD(1920×1080)以上です。
ブラウザの表示もノーマルモデルに比べて高精細になっています。
Chrome OS Ver 125からGoogleの生成AI「Gemini」もプリインストールされるようになりました。
ツールバーに「Gemini」アイコンを搭載。
クリックするだけで、GeminiのWebアプリを起動、すぐに利用できるようになっています。
AI機能への対応も異なります。
Chromebook PlusではPixelスマホでおなじみの「消しゴムマジック」にも対応しており、今後は動画の編集マジックにも対応予定です。
※Chromebookでも消しゴムマジック
他にもWEBカメラの背景ぼかしやマイクノイズキャンセリングなど、ローカルAIも利用可能で、今後も先進的な機能が使えるのも大きな違いです。
ローカルパソコンの機能に大きく使い勝手が左右されるWEBアプリ(Adobe Photoshop WEB版)も快適に使えるように設計されています。
特にAdobe Photoshopは画像補正やレタッチの快適さは使っているパソコンの機能を使うので、性能に大きく左右されます。
ノーマルのChromebookでも使えるのですが、動作が重く固まってしまう事もあり快適ではありません。
AdobeとGoogleが快適に使えるスペックを定義したのが「Chromebook Plus」なので、Photoshopのような重いアプリでも快適に動作してくれます。
Chromebook Plusでは、Googleドライブにあるデータ全てのオフライン利用も可能です。
機能を有効にすれば、ネットにつながっていなくても作業が行えたり、作業途中にネットが切れて作業中断したりすることもありません。
あったらいいなの便利機能もPlus限定で配信されるようになっています。
なお、Chromebook Plusにどんな機種があるかですが、以下のリンクから検索可能です。
Amazonなら、Chromebook Plusページがあるので以下のリンクからチェックしてください。
アメリカのAmazonでは日本以上にラインナップが豊富です。
また、Chromebook Plus以前の過去の機種でも性能を満たしていれば、最新OSへのアップデートでChromebook Plusに変更できます。
対象機種は以下の通りです。
メーカー | デバイス名 |
---|---|
Acer | Acer Chromebook Spin 514(CP514-3H、CP514-3HH、CP514-3WH) |
Acer | Acer Chromebook Spin 714(CP714-1WN) |
Acer | Acer Chromebook Spin 714(CP714-2W、CP714-2WN) |
Acer | Acer Chromebook 516 GE(CBG516-1H) |
Acer | Acer Chromebook Vero 514(CBV514-1H、CBV514-1HT) |
ASUS | ASUS Chromebook CM34 Flip(CM3401) |
ASUS | ASUS Chromebook Flip CX5(CX5601) |
Dell | Dell Latitude 5430 Chromebook |
Dell | Dell Latitude 5430 2-in-1 Chromebook |
Framework | Framework Laptop Chromebook Edition |
HP | HP Chromebook 15.6 15a-nb0xxx(xxx: 001~999) |
HP | HP Chromebook x360 14 インチ(14c-cd0xxx)(xxx: 001~999) |
HP | HP Dragonfly Pro Chromebook |
HP | HP Elite Dragonfly Chromebook |
HP | HP Elite c640 14 インチ G3 Chromebook |
HP | HP Elite c645 G2 Chromebook |
Lenovo | Lenovo Flex 5i Chromebook 14 型(IP Flex 5 Chrome 14IAU7) |
Lenovo | IdeaPad Flex 5i Chromebook(14 型、7)(IP Flex 5 Chrome 14IAU7) |
Lenovo | IdeaPad Gaming Chromebook 16 型 |
Lenovo | Lenovo Slim 3i Chromebook 14 型 |
Lenovo | IdeaPad Slim 3i Chromebook(14 型、8) |
Lenovo | Lenovo ThinkPad C14 Chromebook |
Lenovo | Lenovo 5i Chromebook 16 型 |
Lenovo | IdeaPad 5i Chromebook(16 型、7) |
Lenovo | Lenovo 14e Chromebook Gen 3 |
以上、Chromebook/Plusの違いについてでした。
Chromebook Plusは、Chrome OSの真価を発揮してくれる機能が満載です。
登場したばかりで機能差があまりありませんが、これからもどんどん機能が追加されます
Plusならでは特典も満載、価格も7万円程度から購入可能ですので、是非使ってみてください。
特典については以下のリンクから確認できます。