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「mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」 は、11.6型液晶とインカメラ、アウトカメラを搭載し360度回転させて タブレットとしても使用できる2in1 タイプの Chromebookです。
マウスコンピュータ初のChromebookとして2024年6月から発売開始となりました。
スペックと特徴は以下の通りです。
OS | ChromeOS™ |
---|---|
CPU ※1 | インテル® プロセッサー N100 |
詳細 | 4コア / 4スレッド / 0.80GHz / TB時最大3.40GHz / 6MBスマートキャッシュ |
グラフィック・アクセラレーター | インテル® UHD グラフィックス |
ビデオメモリ | メインメモリからシェア (最大 約4GB) ※2 |
メモリ | 標準容量 8GB (8GB×1 / シングルチャネル) |
スロット数/最大容量/メモリ形状 | 1 (空き×0) / 最大8GB (オンボード 8GB) ※増設不可 |
メモリ動作 | LPDDR5-4800 |
ストレージ | eMMC 64GB |
光学ドライブ | ー |
チップセット | ー |
カードリーダー | 右側面 microSDメモリーカードリーダー |
パネル | 11.6型 液晶パネル (グレア / 10点マルチタッチ /スタイラスペン対応) |
解像度 | 1366×768 (FWXGA) |
外部出力 解像度 | (USB3.0 Type-C)最大 3,840×2,160 (60Hz) / 1,677万色 |
サウンド | ハイデフィニション・オーディオ |
ディスプレイ | 2 (右側面 USB3.0 Type-C×1、左側面 USB3.0 Type-C×1) |
USB2.0 | ー |
USB3.0 | 4 (右側面 Type-C×1 ※USB PD入力に対応 ※画面出力に対応、Type-A×1 / 左側面 Type-C×1 ※USB PD入力に対応 ※画面出力に対応、Type-A×1) ※11 ※12 |
USB3.1 | ー |
USB3.2 | ー |
Thunderbolt 3 | ー |
Thunderbolt 4 | ー |
ネットワーク (LAN) | ー |
サウンド | 右側面 (ヘッドホン出力・ヘッドセット/4極(CTIA準拠)×1) |
無線 | Wi-Fi 6E( 最大2.4Gbps )対応 IEEE 802.11 ax/ac/a/b/g/n準拠 + Bluetooth 5内蔵 |
LTE | ー |
指紋センサー | ー |
WEBカメラ | 前面:100万画素、キーボード上部:500万画素(オートフォーカス、10×10mm QRコード読み取り対応 ) |
マウス | 高精度タッチパッド |
キーボード | 日本語キーボード (78キー / キーピッチ約18.7mm / キーストローク約1.4mm / JIS配列) |
スピーカー | ステレオ スピーカー(内蔵) |
マイク | デュアルアレイマイク(内蔵) |
電源/バッテリー | リチウムポリマー(バッテリー内蔵式、着脱不可) |
ACアダプター | 45W USB PD 充電器 |
動作時間 | 約10時間 |
盗難防止用ロック | 1 (左側面 セキュリティスロット[3mm × 7mm]×1) |
本体寸法 幅×奥行き×高さ(mm) | [本体]292×204×21.3 |
梱包箱寸法 幅×奥行き×高さ(mm) | 約360×85×305 (プラスチックレス梱包) |
本体重量(kg) | 約1.43kg |
使用環境 | 温度 10〜35°C、湿度 8〜80% |
付属品 | マニュアル類、USB PD 充電器、ペンホルダー、スタイラスペン、スタイラスペン充電用ケーブル |
システム・セキュリティー機能 | セキュリティチップ Titan C |
BIOSパスワード | 非対応 |
HDDパスワード | 非対応 |
セキュリティ | - |
その他 | ー |
消費電力 標準時/ 最大時/ スリープ時 ※21 | 約 2.58W / 約 45W / 約 0.38W |
省エネ法に基づくエネルギー消費効率 (2022年度基準) 区分 / 年間消費電力量(kWh/年) / 省エネ基準達成率 ※22 | 10区分 / 10.1 / (AA) |
適合規格 | 国際エネルギースタープログラム8.0適合、J-Mossグリーンマーク、グリーン購入法 (令和5年度)、PSEマーク |
保証期間 | 3年間センドバック修理保証・24時間×365日電話サポート |
特徴は、11.6インチタイプとしては珍しくIntel N100にメモリ8GBを搭載していることです。
性能は妥協されがちなサイズですが、ミドルスペックに近い性能となっており、タブを10枚以上開いても安定して動作します。
液晶部分を360°回転させるフリップ型の2in1として設計され、キーボードを着脱せずにスタイルを状態を切り替えることができます。
ノートPCスタイルでは、ブラウジングやSNS、ブログ差魚う、タブレットスタイルにすればAndroidアプリをタブレットライクに利用可能です。
本体背面にはハンドルを備え、移動時にもカバンのように持ち運びができます。
小さな子どもだと抱きかかえるので、落下のリスクが増えますが、ハンドル対応でリスクを低減します。
また、MILスペックに準拠しており、PC本体は机からの落下を想定した75cmの落下試験とIP4xの防塵規格に適合し、小さな子どもでも安心して利用できる設計になっています。
ノートの書き込みにイラスト描きに使えるスタイラスペンを標準付属しています。
4096段階の筆圧検知と60°の傾き検知で自然な書き心地で入力をサポート。
また付属のペンホルダーを側面のUSB端子に装着する事で、スタイラスペンを常に持ち歩くことも可能です。
JIS配列に準拠した75キーの日本語キーボードを搭載しています。
海外メーカーにあるようなUS配列を流用したレイアウトにはなっておらず、快適にタイピングが可能です。
USBは左右に通常サイズのType-Aと、スマートフォンなどで普及しているType-C端子を各2ポート搭載。
Type-C端子はPC本体への充電が可能なPD規格に対応し、付属の45W PD充電器にて充電が可能です。
データの移動に楽なMicroSDカードスロットも搭載しています。
残念ながらHDMIポートは未搭載です。
似たようなスペックのChromebookは、ASUSの「CX1102FKA-MK0037」となります。
こちらも11.6インチで同じ解像度のモデルです。
価格はASUSモデルが49,800円と安いですが、こちらはクラムシェル、CPUが1世代前のモデルとなり、性能は「 mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」のほうが上です。
という選ぶと良いでしょう。
項目 | mouse Chromebook U1-DAU01GY-A | ASUS CX1102CKA-N00059 |
---|---|---|
ディスプレイサイズ | 11.6インチ | 14インチ |
解像度 | 1,366×768(16:9) | 1,366×768(16:9) |
CPU | Intel N100 | インテル Celeron N4500 |
メモリ | 8GB | 8GB |
ストレージ | 64GB | 32GB |
重さ | 1.43kg | 1.32kg |
JIS | JIS配列 | |
手書き対応 | 対応(USI) | ー |
インターフェース |
USB-C:2 |
USB-C:2 |
Wi-Fi |
Wi-Fi 6E |
Wi-Fi 6 |
自動更新ポリシー | 2032/6 | 2031/6 |
グレード | Nomal | Normal |
カテゴリー | 個人/GIGA向け | 個人向け |
価格 | 69,850円 | 49,800円 |
モデルについては、マウスコンピュータ様から一ヶ月お借りして利用しました。
以下の観点で実機レビューをお送りします。
外観は、オーソドックスなデザインとで、及第点と感じました。
これまでに出てきた11.6インチモデルによくあるデザインですね。
良い意味で言えばこなれたデザインといった感じです。
実際に使ってみて何か違和感を覚えることはないと思います。
表面がマット加工されていて滑りにくい仕様になっているのはよかったです。
パフォーマンスはこのサイズ感では素晴らしいと思います。
11.6インチモデルの中では最速で、過去にCeleronモデルのみを使っていた方ならかなり早く感じられると思います。
さすがにCore iシリーズよりは遅いですが、Celeronに比べたら早いです。
ちなみにOctaneの数値は以下の通り
これは、4年前のハイエンド「Galaxy Chromebook」よりも高い数値です。
グラフィック性能は価格なりの性能ですね。
内蔵GPUなので特筆すべき点はありません。
これまでの11.6インチモデルと同じような動きです。
拡張性もノートPCとしてば豊富で快適です。
USB-Cポートは左右に2つ、USB-Aもついていますし、microSDとイヤホンジャックもあります。
無いのはHDMIとイーサネットくらいです。
HDMIポートはつけてほしかったですが、十分合格点の出来だと思います。
キーボードとタッチパッドの使い勝手は11.6インチモデルの中では、レイアウトになっています。
最近だとキーボードは、JIS配列の場合、窮屈なものが多いですが、日本用にデザインされています。
またキーを強く押してもたわまないので、快適にタイピングできます。
エントリークラスのChromebook中では上位に入る出来と感じました。
マウスのChromebook
打ち心地は11.6インチのなかではかなりいいです。
たわまない、キーのレイアウトがまとも。 pic.twitter.com/PDsUs484Gm— タケイマコト (@pcefancom) July 6, 2024
持ち運びのしやすさは、ギリギリ及第点といったところです。
11.6インチモデルの中では重めなので、重量だけでいったら持ち運びしにくいですが、取っ手があるので近距離移動なら移動しやすくなっています。
カバンスタイルで移動できて、片手だけで安全に持ち運べるのは便利です。
バッテリー時間はIntel N100になってかなり改良されたと思います。
実際に使ってみて10時間はもちました。
最近のハイエンドモデルは4時間しかもたないモデルもザラなので、二桁時間もつのは素晴らしいと思います。
半日程度ならバッテリーいらずで運用できると思います。
最後にコストパフォーマンスですが、こちらも妥当だと思います。
本体価格だけを考えれば競合モデルよりも2万円ほど高いです。
※他社メーカの同クラスは5万円前後に対して、本モデルは6万9千850円。
しかしCPUが最新世代、3年間のサポート込みと考えれば、おおよそ価格は一緒。
相場なりの価格にはなっていると感じました。
実際に一ヶ月使ってみてリアルに感じたメリット・デメリット(注意点)を紹介します。
以下のように感じました。
HP Elite dragonfly Chromebookの良いところは高性能でどんな作業でも快適に動作してくれるところです。
ブラウザのタブを50枚開いても動作が安定していますし、Androidも比較的快適に動きます。
ローカル性能がダイレクトに響いてくる「Linux」についても同様です。
2024年時点で存在するメジャーなツールは快適に動きます。
Chromebookで使えるツールは快適に使えるのは一番のメリットです。
キーボードが打ちやすいレイアウトになっているのもメリットですね。
繰り返しになりますが、海外メーカーのJIS配列キーボードはUS配列の金型を流用した物が多く、Enterキー周りのキーが窮屈な物が多いです。
この点、本モデルは打ちやすくてよかったです。
カーソルが逆T字型なのもいいですね。
メリットと感じられたのが意外にも「取っ手」ですね。
持ち運ぶときに意外と便利でした。
片手でカバンのようにして持ち運べるのが本当よくて。
腕に抱えると両手がふさがって不満になりがちですが、そんな小さな不満を取り除いてくれました。
※自部屋からリビング、また別の場所に移動するときに重宝しましたね。
お子さんが使う場合、落下のリスクも減って良いと思います。
HDMIポートがついていない点には注意してください。
GIGAスクール向けモデルでは一般的な存在ですが、こちらのモデルにはついていません。
外部ディスプレイに出力する際には、USB-Cポートを利用する必要があります。
11.6インチのパソコンとしては重めになっています。
1.43kgあるので大きさの割にずっしり感は感じると思います。
小学生でも中学年の方だと重過ぎに感じてしまうかもしれません。
決して軽くない点には注意してください。
あと注意なのが購入経路です。
量販店やAmazonでは発売しておらず、マウスコンピュータの直販サイトのみとなっています。
他のWindowsと違って購入経路が限られている点には注意してください。
以上、外観・スペックレビュー、リアルに感じたメリット・デメリットでした。
トータルとしてどんな使い方がオススメできるのかも紹介します。
ブラウジング専用パソコンとしての利用はオススメです。
Intel N100+メモリ8GB あるのでタブを10~20枚開いて作業するくらいなら余裕で行えます。
他方、Linuxなどはちょっときつい面もあるので(ストレージも64GBだけ)、活用するのなら「ブラウジング専用」として使う方が良いかなと思います。
「 mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」の良いところは、USIペンが標準でついていて手書きにも対応しているところです。
Intel N100はそれなりの性能があるのか、手書きもスムーズ。
ペンホルダーもついているので常にくっつけてノートの書き込み、イラスト描きも行えます。
ペン入力するパソコンとして使うのもアリだと思います。
あとは「モバイル専門のサブノートパソコンとして使う」です。
「 mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」の特徴はコンパクトさなのでそれを活かさない手はありません。
カフェや電車の中、新幹線のテーブル、狭いスペースでもスキマ時間でブログを書くとか、そんな時にすごく便利に使えると思います。
私自身使ってみて、頻度は「モバイル専門のサブノートパソコンとして使う」機会が一番多かったですね。
「 mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」は以下のようなユーザ、使い方をするのにオススメです。
コンパクトなChromebookが欲しい方にオススメです。
11.6インチなのでサイズは本当にコンパクト。
ドトールのようなカフェの小さなテーブルでもはみ出さずに使えます。
モバイルパソコンはできる限り小さい方がいい方にはすごくフィットすると思います。
堅牢性が高いパソコンが欲しい方にもオススメです。
元々がGIGAスクール第2期を想定して作られているだけに非常に頑丈です。
たとえばディスプレイまわりもゴムの縁で保護されており、本当に落下による故障リスクなどにしっかり対応しています。
メーカーサポートを重視したい方にもオススメです。
マウスコンピュータでは標準で3年間のセンドバック修理保証を用意、24時間365日の電話サポートもついています。
無償でここまで保証が充実しているメーカーはありません。
最後に購入方法を紹介します。
個人で買う場合には、マウスの直販サイトで購入可能です。
実機がみたい場合はマウスコンピュータのリアルショップに行ってみてください。
以上、「 mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」のレビューでした。
絶対的ではありませんが、GIGAスクール向けにしては、動作がキビキビしていますし、頑丈、それでいてポートも充実しています。
その意味で、おうちでGIGAスクールパソコンを実現する、大人ならサブノートパソコンとして利用する方にぜひぜひオススメしたいモデルでした。
コンパクトなChromebookに興味がある方は是非チェックしてみてください!
「 mouse Chromebook U1-DAU01GY-A」のレビューをあげている方の動画やブログを集めました。
購入の参考にどうぞ。