Claude Codeはコマンドラインインターフェース(CLI)ベースの環境が必要ですが、ChromebookにはLinux環境があるので利用が可能です。
この記事では、ChromebookのLinux開発環境(Crostini)を利用して、Claude Codeをインストールする方法を紹介します。
最初に、ChromebookでLinuxアプリケーションを実行するための基盤となる「Linux開発環境」を有効にする必要があります。
※すでに有効にしている場合は、このステップをスキップしてください。
「インストール」をクリックすると、インストールが開始されます。完了まで数分かかります。
インストールが完了すると、黒い画面の「ターミナル」アプリが自動的に起動しますが、この後の手順では使用しないため閉じても構いません。
Claudeの連携ツールをインストールするために必要なnpm(Node Package Manager)をインストールします。
Linuxのターミナルで、以下のコマンドを順番に実行します。
sudo apt update
sudo apt install -y nodejs npm
最後に、Claudeのコマンドラインツールをインストールします。
Linuxのターミナルで、以下のインストールコマンドを実行します。
sudo npm install -g @anthropic-ai/claude-code
権限エラー(permission error)が出る場合は、コマンドの先頭にsudoを付けて実行してください。
コマンドを発行してClaudecodeを起動します。
以下のコードをLinuxのターミナルで入力します。
claude
以下のような画面が立ち上がります。
利用するにはClaudeのProプラン以上が必要です。
「1.Claude account with subscription」を選んでEnterを押します。
そうするとChromeブラウザが立ち上がるので「承認する」ボタンを押して、アカウントを連携します。
作業フォルダとして信頼するかをきかれるので
「1.Yes,proceed」
を選択します。
「Welcome to Claude Code」という画面が出てきたら設定完了です。
これでChromebookでもClaude Codeが使えるようになりました。
コマンド欄にプロンプトを入力してみてください。
Chromebook上でClaudeを動かすことができます。
以下は「Chromebookのクイズアプリを作って」と入力した例です。
極シンプルなプロンプトでも自律して動作してくれます。
問題数が10問と多かったので5問に修正、効果音とファンファーレもつけてと追加でお願いしてみました。
できあがったファイルは、ChromebookもLinuxフォルダ(作業してきた場所)に保存されます。
以上、ChromebookのLinux環境にClaude Codeをインストールする方法の紹介でした!
ブラウザのチャットウィンドウだとクラウド上に出来てしまいますが、Claude Codeだとローカルにできあがるのがいいですね。
ChromebookにもAIが降ってきた感じがします。
ちなみに作ったアプリは以下のリンクです。
お試しアプリですが、10分足らずで作れました。
ChromebookでもClaude Codeを活用したアプリ製作や文章作成、ほか色々な作業が可能ですので、是非活用してみてください!